初めての出産で、産科の選び方に悩んでいる方は必見です。
口コミは少ないし、周りにママ友もいない!どうすれば・・・。
と当時の私も悩んでいました。
出産経験を経て、こうすればよかったという後悔も踏まえて、失敗しない産科選びのポイントを5つにまとめました。
里帰り出産のため、個人病院と大学病院2つに通ったので、それぞれの違いについても解説しています。
注意:産科の分娩予約は早めに
妊婦健診を受ける産科と出産する産科は別の場所を選ぶこともできますが(里帰り出産など)、分娩予約は早めにしておきましょう。
予約のタイミングは病院から案内がありますが、念のため早めに聞いておきましょう。(母子手帳をもらってくるように指示を受けたあたりになると思います。)
また、里帰り出産をする場合は、分娩予約の前に受診が必要な場合があるので、要確認です。
私が里帰り出産先に選んだ大学病院は、16週までに一度受診が必要でした。途中までは個人病院に通い、30週以降の妊婦健診は里帰り先の大学病院に通っていました。
家から近い産科を選ぼう
なるべく家から近い距離にある産科を選ぶことをおすすめします。
妊娠中は、日ごとに体調が変化します。特に初期のつわりや、臨月では外に出るのも一苦労です。
つわり中は、本当に大変です。病院に無事にたどり着けるかどうかいつも不安でした。
全14回通うことを考えて、なるべく近いところを選びましょう。交通費もかかります。
また、一人でも通える距離の産科なら、陣痛が来た際にも安心です。
診察の待ち時間が短い産科を選ぼう
診察の待ち時間が短い産科を選びましょう。
予約制の病院でも、待ち時間が長い場合があります。
大学病院では、予約をしても2時間待ちは当たり前でした。つわり中は辛かったです。
産科の受付の人に普段の混み具合を聞いてみると教えてくれますよ。
産後のケア(赤ちゃんの預かり)も重要
赤ちゃんを好きな時間帯に助産師さんに預けられる産科をおすすめします。
出産するまで、全く頭にありませんでした。たまたま預けられる病院だったのが幸いです。
出産の大仕事を終えた後も、赤ちゃんのおむつ替え・ミルクで睡眠時間はろくにとれません。
およそ2時間弱の細切れ睡眠が続きます。
退院後はさらに眠る時間がなくなるので、入院中は助産師さんに赤ちゃんを自由に預けて、しっかり回復しましょう。
赤ちゃんを安心してプロに預けられる時間は入院中だけです。ボーナスタイムです。
産後の授乳方法(完母・混合)で選ぼう
強いこだわりがなければ、入院中は母乳+ミルクの混合授乳ができる産科をおすすめします。
病院によっては完全母乳を推奨しているので確認が必要です。
妊婦検診で通っていた個人病院は完全母乳推奨でした。
一方、出産した大学病院では、入院中は母乳が足りないからと、混合授乳推奨(入院中の完母NG)でした。
私の経験としては、入院中は混合授乳でよかったです。
退院後に完母にすることもできるので、入院中はミルクを足せる環境の方が楽だと思います。
緊急時の対応で選ぼう
緊急時にどれだけ迅速に対応してもらえるかも重要なポイントです。
お産は何が起こるか本当に分かりません。
私の場合、当初予定していた自然分娩から緊急で帝王切開になりました。
夜中でしたが、帝王切開に決まってから1時間もせずに手術が受けられたのは大学病院だからこそだと思います。
執刀医や麻酔科医が常駐しているか、ICUが併設されているか、コロナにかかった場合でも同じ病院で出産できるかなどを確認しておくことをおすすめします。
番外編:産科選びで重要視しなかったところ
産科選びで重要視しなくてもよかったポイントを3つ解説します。
産婦人科医の性別
初めのうちは、やはり恥ずかしさからなるべく女医さんがいいと思っていました。
しかし、内診を何度も経験すると恥ずかしさはすぐに消え失せます。
壮絶な出産現場では女としての性はもとより、人間を保てなくなります。
まるで瀕死のカエルになります。
よって、性別は関係なく、診察や処置が上手な先生は皆神様に思えるので、あまり重視しなくてもいいと思います。
男性、女性両方の産科の先生に診てもらいましたが、特にどちらが上手といった差は感じませんでした。ほとんどの先生が丁寧な診察でした。
入院中の食事
豪華な食事がでる産院は憧れますよね。
しかし、陣痛中はもちろん、産後も食欲はそこまで湧いてこなかったので、食事で選ぶと失敗するかもしれません。
帝王切開だったから、術後にあまり食べられなかったという理由もあります。もりもり食べられる人は産後の食事も楽しみの一つですね。
大学病院の食事は基本的にはシンプルです。
豪華なお祝御膳も出てきます。
妊婦健診費用、出産費用
妊婦健診や出産費用は病院によって異なります。
安いに越したことはありませんが、費用で産院を選ぶよりかは、家からの近さや緊急時対応に重きを置いて選ぶ方が、妊婦さんにとって安心です。
妊娠・出産は、心身ともに大きな負荷がかかるので、多少の出費は目をつぶってもいいのではないでしょうか。
大学病院の個室料金は+1万6千円/日でした。
高い!けれど個室にして正解でした。
個人病院と大学病院の違い(体験談)
私は、妊婦健診を個人病院、出産(+妊娠後期の妊婦健診)を大学病院で経験しました。
大学病院を選んだ理由は、実家(里帰り出産)の近所の病院がたまたま大学病院だったからです。当時は何を基準に産科を選べばいいのか分かっていませんでした。
それぞれのメリット・デメリットをまとめました。※あくまでも私が通った病院でのまとめです。病院によって細かいところは異なります。
個人病院のメリット・デメリット
- 産院にいるのが妊婦さんだけでリラックスできる
- 他の診療科がないため、病気の感染リスクが少ない
- 診察の待ち時間が少ない
- 同じ担当医を指定できる
- ICUの併設がない
- 深夜等の緊急時対応が不安
- 他の診療科との連携が取れない
大学病院のメリット・デメリット
- ICUが併設されている
- 深夜等の緊急時対応に安心
- 他の診療科との連携が取れる
- 病院内にコンビニがある(入院中に便利)
- 他の診療科の患者さんもいるため、病気の感染リスクが高い
- 診察の待ち時間が長い
- 担当医を指定できない
- 学生が出産に立ち会う場合がある(コロナ禍で私のときはなかった。)
- 食事はシンプル
まとめ
以上、失敗しない産科の選び方ででした。
選択肢が多くて大変だと思いますが、つわりの始まらないうちに探しましょう!
くれぐれもお身体をお大事にしてくださいね。
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おまけ:妊婦用語が分かるようになる
妊娠して情報収集をしていくと、妊婦用語を数多く目にします。
まず覚えたのは「妊娠して、今7wです~」という表現。
草生えてるのはなぜ。と思ったのは私だけではないはず。
妊娠週数をw、日数をdで表します。5週6日だと「5w6d」。
産後になればm、yに進化します。生後6ヵ月→6m、1歳→1y。
こんな感じで新しい用語を続々と覚えることになります。新しい世界ですね。
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